【2023年度完全版_SPI・言語対策】転職/公務員向け

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言語の出題範囲を確認しよう!

単元ペーパーテストテストセンター WEBテスト
二語の関係--
熟語の意味--
語句の用法--
文の並べ替え--
空欄補充--
長文読解
熟語の成り立ち----

むやみやたらに、言語を勉強しても出題範囲とは関係ない勉強をしてしまうと時間がもったいないです。しっかりと、ご自身の受けるテスト形式に当てはまる範囲をチェックしてください。

ここから下の記事は、失敗しがちな言語対策を紹介しつつ、具体的にどのように勉強すればいいか?どのタイミングで勉強すればいいかを記していきます。

これだけはやってはいけない言語の勉強方法3選

①早いタイミングで暗記問題に取り組むこと

そもそも非言語と最も大きな点は、暗記部分が多いかどうかです。

言語は「二語の関係、熟語の意味、語句の用法、熟語の成り立ち」など、知ってるかどうかを問われる問題が多いのが特徴です。これを早い段階でやったところで、そもそも出るかどうかわからないものを暗記するのは効率が悪いです。また、忘れるリスクもありますので、あまり効果が大きいとは言えません。したがって、暗記部分の対策は試験日から数えて二日前くらいにやるのがベストと言えます。

②”感覚だけ”で解く

ここで言っている「感覚」とは、答えを選ぶ際に、根拠を明確に言語化せずに解答してしまうことを指しています。正解すればいいと考え、「なんとなく」で選ぶ人が非常に多いのが、500人以上の生徒を見ていて思うところです。特に、長文読解や文章の並び替えなどは、最初の方は感覚的に答える人が多い印象です。これでは、言語問題の実力は上がっていきません。

後述するポイントでも書きますが、言語の練習は

言語化

言語化

言語化

です。根拠を自分なりに言語化することです。まるで、友達に説明するかのように。

③各単元の解くための”コツ”を知った上で練習する

これは、特に空欄補充、文章の並び替え、長文読解などに限った話ですが、各単元で”コツ”があります。例えば、文章の並び替えなら、「①後ろから考える」「②接続詞があれば、そこから考える」など、コツが存在します。そのコツを知った上で練習するとコツを知らないで解くよりも圧倒的にできるようになります。各単元のコツは後述してますので、スクロールしてぜひ学んでみてください。

ではどのように言語を勉強すればいいか?ポイントは2つ!

①根拠を友達に説明するように言語化する

よく時間を測って、なんとなくで解答して当たったらそのままにしてしまう人が多いですが、むしろ練習するときは、時間なんか測らなくていいので、じっくりと文章を読んで言語化することに努めてください。暗記問題以外のすべての単元で、まるで友達に説明するかのようにまたは、参考書を出版している人だと思って、解説を言語化してください。

②”コツ”を知る

下記に記してある、各単元のコツを知った上で、練習に取り掛かってみてください。正直いうと、それ以外の暗記科目は”運”です。自分が知っている問題が出たらラッキー程度に考えてください。

各単元を解く上でのポイント

単元ペーパーテストテストセンター WEBテスト
二語の関係--
熟語の意味--
語句の用法--
文の並べ替え--
空欄補充--
長文読解
熟語の成り立ち----

こちらの各単元のコツをご紹介します。

二語の関係(テストセンター/ペーパーテスト)

二語の関係は下記のように指定された単語と同じ意味や反対の意味の単語を選んだり、言い換えた単語を選ぶ問題です。

それらのパターンは全部で8パターンあるので、各パターンであなた自身が同じ関係の語句をセットで考えてみてください。

1.包含関係【例 薔薇:植物 サッカー:スポーツ】⇒左が右の具体例。右が左を包括している関係性になっています。

2.役目関係【例 手術:治療 鉛筆:筆記】⇒左の語句は右の語句の手段(役割)となっています。

3.同義語関係【例 手本:模範 改悟:懺悔】⇒同じ意味

4.対義語関係【例 服従:反抗 謙虚:横柄】⇒左の語句と右の語句は、反対の意味

5.原材料関係【例 豆腐:大豆 バター:牛乳】⇒左の語句は、右の語句の原材料

6.並列関係【例 バトミントン:卓球 ブーツ:サンダル】⇒左の語句は、右の語句と同じ種類

7.セット関係【例 コーヒー:ミルク 道路:信号】⇒左の語句は、右の語句とセットの関係

8.目的語と動詞関係【例 システム:プログラミング 鞄:背負う】⇒左の語句は、右の語句(動詞)の目的語

熟語の意味(テストセンター/ペーパーテスト)

ここは暗記科目なので、コツはありません。実際に問題集などで覚えていくしかありません。
実際の試験では下記のように出題されます。
Q:次の意味をもつ四字熟語を選びなさい。
「近しい関係性であること」ア 和洋折衷
イ 泰然自若
ウ 朝三暮四
エ 一衣帯水(いちいたいすい)A:正解は(エ)です。
「和洋折衷」⇒「日本風と西洋風をほどよく取り合わせること」
「泰然自若」⇒「落ち着き払っていて平常と変わらないさま」
「朝三暮四」⇒「目前の差にこだわり、結局は同じ結果なのに気がつかないこと」

語句の用法(テストセンター/ペーパーテスト)

【語句の意味】
他者と同等の位置にある。かたをならべる
①忠言
②伍する
③希有答えは②です。①は「まごころからいさめる言葉」の意味です。
③は「まれであること。」の意味です。

Twitterで実際に過去に出題された語句の用法を適的に配信していますので、ぜひフォローしてみてください。毎日触れることが大事です。

文の並び替え(テストセンター/WEBテスト)

文章並び替えのコツは

後ろから考える

です。後ろから考えると、選択肢が絞れますのでそれを踏まえて解いてみてください。

砂糖が普及したのは[    ]なってからです。
A~Dを並び変えて[   ]に入れなさい。A 20世紀に
B 加工食品や飲料に
C 使用されるようになった
D ファーストフードの発展によって

文章並び替えー解答解説

答えはDBCA
文章入れ替え問題を解くうえで最も大事なコツは「後ろから考える」です。
文章の「〜なってからです。」の直前に来る可能性がある選択肢は
A 20世紀に
B 加工食品や飲料に
ですが、この場合だとAが適切です。このAの直前に来る可能性を考えます。つまり「 20世紀」を修飾できる文章を考えるわけですが、可能性として考えられるのはCとなります。
次にC「使用されるようになった」の直前に来る文章を考える上で何に使用されるようになったかを考えるとおのずとB「加工食品や飲料に」が来ます。残るはDが来るので答えはDBCAです。

空欄補充(テストセンター/WEBテスト)

下記のような文章の意味を踏まえた上で、選択肢を選ぶ問題はコツとして

空欄の前の文章に着目

接続詞または、指示語に注目。

演奏家は作曲家の作った楽譜を素材として,それぞれの芸術的判断に基づいて新しい創造活動を営む。ショパンやベートーベンの同じ作品でも、ピアニストや指揮者が違えば,私たちは異なった印象と感銘を受ける。このように楽譜はひとたび作られると, [ ] ようになる。

空欄に入る文章を選びなさい。

A:演奏家が作曲家の意思を尊重する
B:作曲家の手を離れて一人歩きする
C:聴衆が作曲家と演奏家を評価する
D:作曲家の著作権が自ずと発生する

空欄補充ー解答解説

答えはB:作曲家の手を離れて一人歩きする

キーワードは[ ] 前にある文章の先頭にある「このように」です。この指示語は何を指しているかというと、「ピアニストや指揮者が違えば,私たちは異なった印象と感銘を受けること」です。

[ ]には「ピアニストや指揮者が違えば,私たちは異なった印象と感銘を受けること」に近しい意味の文章が入ります。したがって、その意味に最も近いBが正解となります。

長文読解(テストセンター/ペーパー/WEBテスト)

実際に出題された問題です。
コツとしては
文章読解は接続詞がカギ。特に「しかし」や「ところが」の後が重要
対比関係を把握
生まれたばかりの赤ちゃんには、大人と同じ数の脳細胞がすでにネットワークをつくっている状態で存在している。ところが、赤ちゃんの脳細胞のネットワークは非常に不完全なもので、大人のような精神的機能を発揮できない。目や耳や皮膚から入ってくるいろいろな刺激を利用して、脳は自分がもっているネットワークの機能を完全な形に改良していくのである。この、外から入ってくる刺激を利用して自分自身の脳のネットワークを完成させていくことができる期間は限られており、「脳ネットワークの臨界期」とよばれている。この臨界期を逸すると、同じような刺激を与えてやっても脳のネットワークは完全な形に改良されていかない。赤ちゃんは人間の言語で使われている微妙な母音の音の違いをすべて区別する能力をもって生まれてくるが、ある年齢を超えると、母国語の母音には非常によく反応し、それ以外の母音には反応しなくなってしまうのだ。
(利根川進『私の脳科学講義』岩波書店)文中で述べられていることから判断して,つぎのア,イの正誤を答えなさい。ア 言語の習得はある年齢を超えてからの方が効果的である
イ 大人は母国語の母音に反応する脳ネットワークが完成されている

長文読解ー解答解説

答えは「アもイも誤り」です。

ア言語の習得はある年齢を超えてからの方が効果的である
⇒最後の方の行で「ある年齢を超えると、母国語の母音には非常によく反応し、それ以外の母音には反応しなくなってしまう」とあります。つまり文章の流れから言えば、臨界期を超えるまでの年齢までは、子供は外から入ってくる刺激を利用して自分自身の脳のネットワークを完成させていくことができます。その過程で、言語の習得は効果的に行われることになりますが、その臨界期を超えると効果的でなくなってしまうということが示唆されます。よって、文章とは逆のことを言っているため誤りです。

イ 大人は母国語の母音に反応する脳ネットワークが完成されている
⇒文章中では明示されていません。よって誤りです。

熟語の成り立ち

こちらはどちらかというと暗記に分類されます。

熟語を構成している一つ一つの意味を踏まえた上で解くしかありません。

それぞれの単語に当てはまるものを以下のA~Dより選びなさい。
1.屈伸
2.加勢
3.圧迫
4.概算A:似た意味をもつ漢字を重ねる
B:反対の意味をもつ漢字を重ねる
C:前の漢字が後の漢字を修飾する
D: A~Cのどれにもあてはまらない

熟語の成り立ちー解答解説

1.屈伸=B
⇒「屈する」は縮むことと同義なので、「伸」と反対の意味です。
2.加勢=C
⇒「勢い」が「加えられた」と読めるので、前の言葉があとの言葉を修飾しています
3.圧迫=A
⇒「迫」は近づく。おしつまる。せまる。という意味なので「圧」と同義です。
4.概算=C
⇒「計算」が「概ね」で修飾されています。